Access:ウィザードを使わないで、不一致クエリを作成する|担当者と名簿テーブルの設定例

前回、不一致クエリウィザードを使い作成しましたが、今回はデザインビューで作成します。

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担当者と名簿テーブルを使用し、作成方法を解説します。
方法は結合の条件で、抽出する側の全レコードと比較するテーブルの同じレコードだけを抽出します。
そこから、一致する同じレコードだけを取り除くと、結果不一致のレコードのみになります。
取り除くには、比較するテーブル側がNULLであればいいので、抽出条件に「is Null」を指定します。
クエリの結合プロパティの設定方法も掲載しています。
ウィザードを使い作成する方法も掲載していますので参考にしてください。




デザインビューで不一致クエリを作成する方法

クエリ作成元の2つのテーブル

下の「T_担当者」と「T_名簿」を比較します。

「T_担当者」から見て一致していないのは「T_担当者」のID1の中山陽一、2の本川信二、4の古沢さつき、5の有川みちよ になります。

担当者のテーブル

名簿のテーブル

クエリをデザインビューで作成する

リボンの「作成」-「クエリデザイン」をクリックします。

クエリデザインを実行する

テーブルの表示ダイアログボックスが開くので、抽出側のテーブルを選択し「追加」ボタンをクリック、比較側のテーブルを選択し「追加」ボタンをクリックします。

テーブルを選択しダブルクリックしても追加できます。

追加が終了すると「閉じる」ボタンをクリックし終了します。

クエリを作成するテーブルを選択する

上で指定した2つのテーブルのフィールドリストが表示されるので、比較するフィールドの「T_担当者の担当者名」から「T_名簿の氏名」をドラッグし結合線で結びます。

次に、結合線をダブルクリックします。

結合線で結ぶ


クエリの結合プロパティの設定

結合プロパティダイアログボックスが開くので、「T_担当者 の全レコードと T_名簿 の同じ結合フィールドのレコードだけを含める」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。

結合のプロパティの設定

結合線に矢印が付きました。

T_担当者から表示するフィールドをダブルクリックしデザイングリッドに追加します。

次に、T_名簿から結合線で接続した「氏名」を追加し、抽出条件に「Is Null」と入力します。

これでT_名簿の「氏名」がNULLのレコードのみ抽出されます。

クエリの抽出条件を入力する

作成した不一致クエリを実行する

リボンの「実行」ボタンをクリックします。

リボンの実行ボタン

作成したクエリのデータシートです。

一致していない4件のレコードが表示されました。

抽出できた不一致レコード



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